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kako ->

xxx.

目を覚ますととても寒くて、背中がひどく痛んだ
打ち寄せる波の音が寒さをあおっているのか、体の震えが止まらない
寒いのが嫌で海から離れたくて、這うようにして歩いた
人影が見えた気がして、力が抜けて倒れこんだ
「大丈夫ですか」の問いには、寒いとしか答えられなかった


次の記憶は救急車の中
大丈夫ですかという声、自分の名前を言えますかという声
言いたくなかったから言わなかったけれど、どうやら警察から連絡がいっていたようで、すぐにばれてしまった
また意識が落ちる


病院の施術台?の上
頭を縫われていたように思う


また別の病院
医者と話をする
顎の縫い方が下手だったそうで、縫い直される
歯が脱臼しているからと固定される


そんな感じだった
あの時あまりに寒かったせいで、この時期に屋外での自殺をなかなか考えられないでいる