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2014.02.14

出かける前に書いておく。


恋愛しか頭にないような人たちを見て悲しくなる。女の子はもっときれいであってほしかった。
私の中のいろいろなもの、ことたちはたぶん随分前に失っていたのだろうということに最近ようやく気づけた。
過去の自分が犯したさまざまなことについての罰がかえってきているに過ぎないのだろう。
人やもの、過去のせいにしてただただ怠けてきた結果の残骸でしかない私。

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おやすみプンプンを読み終わった。愛子ちゃんは絶望の中でも幸せだったんだろう。
「たった一人でいいから、頭のてっぺんからつま先まで1ミリの間違いも無いくらい……
完全にわかり合いたい。」
「その人と二人きりになれるなら、他には何もいらない。」
「もし、その夢がかなうなら、あたしはその瞬間に死んでもいい」


「…愛子ちゃん。
僕は考えていたんだ。
…自分はどうしたいのか、もしくはどうされたいのか。」
「愛子ちゃん。
僕はね……」
「……君に殺されたかった。」


プンプンの人生はただ続いていく。忘れながら置いて行きながら。それがただ悲しいなと思った。
涙するプンプンが忘れられない。幸せになってほしかった。

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私は5年前の3月に一度死んだ。そこからは風になびくだけの生を送ってきた。だから風を発するような人が好きだった。楽だから。求められるままにひたすら流された。
それでも子供をつくることや結婚については私は絶対に考えられなくて、その点だけは譲らなかった。そしたらいろんなところにガタが来た。
みんな精一杯生きて、精一杯自己主張しているんだと思う。我の張り合いは疲れる。もう少し楽でいたい。

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もたれあうだけのくだらなさにも飽きてしまった。
救ってくれと言いながらお前なんかに俺を救えるものかと見下している。
一人では生きていけない。
一人では生きていけない。